京都洛中「姉小路」探訪ルポ

 「姉小路」(あねやこうじ。「あねこうじ」ともいう)とは、平安京における東西の小路のひとつで、二条大路と三条大路の間に位置する。二条大路と三条大路の間には、北から順に押小路(おしこうじ)、三条坊門小路(現在の御池通に相当)、姉小路、の3つの小路が存在し、押小路、姉小路は、現在もなお地図上にその名をとどめている。

Wikipediaに「姉小路通」の記事あり。こちら参照。

「姉小路」の位置

(Yahoo!地図の画像を引用。平安京の条坊を線で引いてみました)

参考:平安京条坊概略図

(参考文献:「日本歴史地名大系27 京都市の地名」平凡社刊)
※手作業で線を引いただけなので、かなりいい加減です。

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陸中宮古「姉ヶ崎」探訪ルポ

 「姉ヶ崎」という地名を聞いて真っ先に思いつくのは、やはり内房線の姉ヶ崎駅だろう。千葉県市原市姉崎(地名の読みは
あねさき」)に位置し、周辺は石油化学コンビナートなどが林立する、京葉工業地域真っ只中の駅である。
 だが実は、私の知る限り、国内にはもう1か所だけ「姉ヶ崎」という名のつく地が存在する。
 それは、岩手県宮古市にある「姉ヶ崎」だ。
 同じ「姉ヶ崎」でも、宮越の「姉ヶ崎」は、千葉県の「姉ヶ崎」とは似ても似つかない場所である。自然は豊かだし、宮古駅からは5㎞以上離れている。そこまで行く公共交通機関も、極めて不便である。自動車以外でどうしてもそこに行きたければ、自転車かタクシーを使うか、あるいは歩くほかない。
 これは、そんな宮古市の「姉ヶ崎」を、実際に訪問してきた記録である。
 


Yahoo!地図の画像をもとに作成)

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奥州水沢「姉体」探訪ルポ

 岩手県には「姉体」(あねたい)なる地名があるらしい――。
 私がこんな情報を掴んだのは、今から5年以上前だったと思う。どこかのサイトで、「佐賀県神埼郡千代田町には『姉』という地名がある。バス停もある」という趣旨の情報と共に、この「姉体」も紹介されていた、ような気がする。それ以来、いつか機会があれば訪問してみたいと思いつつ、機会に恵まれないまま、年月は経過していった。そこで、今年(2010年)夏休みの東北・北海道鉄道旅行に際し、この地を訪問することに決めた。

 まず、「姉体」の所在地を明らかにする必要がある。
 「姉体」は、岩手県奥州市水沢区(旧・水沢市。ここでいう「区」とは、合併特例法に基づき設置された地域自治区のこと)に所在し、陸中折居駅から水沢駅にかけての東北本線の線路から2~3kmほど離れた北上川の西岸一帯が「姉体町」と呼ばれている。このうち一部区域では土地区画整理事業が行われ、事業が施行された区域は「上姉体」1~3丁目の地名が付されている。「姉体」や「上姉体」という地名の由来については、追って触れることにしたい。


周辺の地図。(Yahoo!地図の画像をもとに作成)

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