【北海道自転車旅行】9日目 釧路⇒帯広 その1(釧路⇒音別)

9日目【2016年8月23日(火)】 釧路⇒帯広 約122.6km


 
(1) 釧路⇒音別

 東北地方を北上していた台風9号は、今日(8月23日)午前6時ごろ、日高管内新ひだか町付近に上陸した。気象情報によれば、台風は午前9時ごろまでにオホーツク海に抜け、温帯低気圧に変わる見込みとのこと。3時間毎の天気予報によれば、十勝・釧路は午前9時まで暴風雨、9時~12時は曇り、午後は晴れる見込みとなっていた。
 ホテルの客室から窓の外を見る。雨はなおも降り続け、強い風が吹き荒れて垂れ幕や旗が激しく揺れている。
 午前7時。朝食のために食堂に下りる。私が利用していたのは、バイキング朝食付きのプラン。どのみち朝早く出発するのは無理なのだし、ここは食べ放題でしっかりと燃料を補給しておきたい。
 午前8時過ぎには、まだ強い風は吹いているものの、雨は止んだようだった。
 雨雲レーダーを確認する。台風の中心は既にオホーツク海方面に達し、雨雲は徐々に遠ざかっているようだった。

 よし、行ける! 私は9時頃までに、宿を出ることにした。釧路から帯広までは、約120km。ぶっ通しで走っても8時間はかかる。日が暮れる前に帯広までたどり着こうとすれば、できれば9時には出発したい。
 昨日と同様、街中には樹木の枝葉が散乱している。風は強いものの、もう雨は降っていない。釧路駅に向かううち、ついに晴れてきてくれた。太陽の光を浴びるのは、18日の浜頓別以来。随分久しぶりだ。

          ◆

09:15 出発(釧路駅北口)


09:23 「白糠27km 浦幌70km 帯広117km」


 国道38号線を進む。青空がまぶしい。

09:32 釧路鳥取郵便局


 かつては鳥取村と呼ばれた、釧路市鳥取地区に位置する。明治17年ごろに鳥取県出身の士族が入植を開始したことが、地名の由来とのこと。
 その後、釧路西郵便局を訪問しつつ、国道38号線を西へと進む。沿道風景が、次第に郊外のものになっていく。台風の影響で、向かい風が凄い。

10:13 大楽毛郵便局


 大楽毛は「おたのしけ」と読む。何とも楽しそうな地名である。この辺りが、釧路市街地の外縁にあたる。
 一瞬、日差しが翳り、雨がパラパラと降ってくる。慌てて対雨天用装備を準備するも、幸いすぐに雨は止んでくれた。

10:17 大楽毛駅


 釧路方面への折り返し列車も存在する大楽毛駅。

10:21 「白糠18km 浦幌61km 帯広108km」


10:26 太平洋を望む


 阿寒川を渡ると、国道は太平洋の間近に躍り出る。写真だと分かりにくいかもしれないが、波の勢いが凄い。荒々しい波しぶきの音が響いてくる。

10:35 白糠町


 太平洋に近いところをひた走る。北海道の東西を結ぶ幹線道路だけに、交通量もけっこう多い。

10:50 道の駅しらぬか恋問(こいとい)


 少し休憩をする。地名が地名なだけに、やっぱりというか、ハートマーク満載である。


▲「恋がかなうポスト」
 恋問海岸にはステキな恋の神様がいる……らしい……。


▲機能的には、単なる普通のポストである。
 タコの方が「コイタ」、イカの方が「メイカ」という名前が付いているらしい。まさかの異種かn(ry……いや何でもナス


▲恋問館

11:07 庶路地区


 平坦な道が続く。晴れてきたおかげでさすがに暑い。昨日までの気温の低さがうって変わって、今日は最高気温が30度以上にまで上昇する見込みだという。

11:13 庶路郵便局


 大楽毛以来となる郵便局訪問。

 庶路の集落を抜けるとしばらく走ると、やがて白糠の市街地に入っていく。漁業と共に発達してきた町、という雰囲気が漂う。私にとっては、国鉄再建法に基づき最初に廃止された「白糠線」(白糠~北進、1983年10月22日限りで廃止)が走っていた町というイメージが強い。

11:39 国道から白糠駅を望む


11:45 白糠郵便局


11:47 「浦幌42km 幕別77km 帯広90km」


11:57


 白糠市街を抜けると、辺りは茫漠とした草原地帯に変わる。
 電光掲示板には「釧路市南西部 大雨 暴風 波浪 警報発令中」と出ている。相変わらず、向かい風が強い。

12:06 馬主来(ぱしゅくる)


 いかにも北海道らしい、何とも凄い地名である。この辺りから起伏が多くなってくる。

12:17 釧路市音別町


 旧音別町が釧路市と合併したため、唐突に釧路市が現れる。だが、ここが釧路市だと言われても、正直ピンと来ない。強引な市町村合併を進めた結果、地名が実態と合わなくなってきているように思う。おまけに音別地区は、釧路市の「飛び地」という格好になってしまっている。


▲打ち寄せる荒波が凄い

12:28 


 波打ち際まで線路が迫る。鉄道にとっては過酷な区間だ。

12:39 「浦幌29km 幕別64km 帯広77km」


12:52 音別市街


 音別市街を過ぎると、いよいよ十勝との国境に向けた人跡稀な区間となる。郵便局もここから先は浦幌まで、実に30kmにわたって存在しない。
 
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