【北海道自転車旅行】10日目 帯広⇒広尾 その2(愛国→幸福)

(2) 愛国→幸福

10:33 「とかち帯広空港14km 大樹47km 広尾72km」

 
10:37 


 周囲は一面の畑である。本州以南では稲作がメインだろうが、畑作を中心に展開されているのが北海道、それも十勝地方の特徴である。

10:51 大正市街

 愛国駅と幸福駅の間に挟まれて目立たないが、大正駅が置かれた大正地区こそが地域の中心街である。

10:58 大正郵便局


11:01 「旧大正駅」と書かれた看板


11:02 「一般道道大正停車場線」の文字が残る


 突き当りが旧大正駅跡。

11:03 大正駅跡


 かつては駅舎が保存され、東海道新幹線の0系先頭車が展示されていたが、駅舎は1997年に解体され、これに併せて新幹線車両も撤去されてしまったようである。跡地は公園として整備され、ホームと駅名標のレプリカが設置されている。。
 「愛国から幸福行き」の縁起切符にあやかって、「大正から幸福行き」の切符を「たいそう幸福」と読ませて縁起切符として売り出していたこともあったらしい。

参考:大正駅(北海道)- Wikipedia

11:06 昭和地区


 なんと、大正の隣は「昭和」という地名である。

11:12


 青空が広がる。


▲右手には日高山脈の山稜が

11:19 幸福地区


11:28 幸福駅に向かう道


11:32 幸福簡易郵便局


 愛国簡易郵便局同様、ここでもハート柄の描かれたスタンプが押される。

 さすがに著名な観光地だけあって、駅近くに広い駐車場が設けられている。バイクや自転車の姿も目に付く。駐車場の片隅に自転車を止め、歩いて幸福駅に向かう。


▲駅跡は幸福交通公園として整備されている

11:35 旧幸福駅


 駅舎自体は往時のものではなく、老朽化のため2013年に一旦解体され、その後、旧駅舎を模した建物が再建されたとのこと。


▲駅前には土産物屋が並ぶ。「キップ販売所」とあるが、当然レプリカである。


▲駅舎を通り抜けてホーム側に出ると、「幸福の鐘」(?)がお出迎え。


▲旧ホームと、静態保存されているキハ22形221号。
(車両はどう見ても塗り直され、往時のくすんだ朱色とは似ても似つかない、明るいオレンジ色になっていたが)


▲車内に入ることもできる。床は木製で、歩くたびにギシギシと音が響く。
 そして、座席数が多い! 最近の車両は快適な代わり、座席数は減ってしまったように思う。


▲ボックスシート。かつてはこんな客席で旅をしたのだろう。


▲ホーム先端に展示されていたモーターカー


▲駅名標とベンチ


▲展示されているもう一両の車両、キハ22形238号


▲車内は展示スペースになっている

 幸福駅周辺を含む札内川流域は、アイヌ語で「サツナイ」(乾いた川)と呼ばれていた。この付近に福井県からの集団移民が入植した当初はサツナイに「幸震」(地震のことを古語で「なゐ」と呼んだことから)の字を当てていたものが、やがて「こうしん」と音読みされるようになり、さらに福井県からの入植者が多かったことにちなんで集落名も「幸福」になった、とのこと。それが今やリア充施設……いや「恋人の聖地」と呼ばれるようになっているというのだから、日本語というのは本当にすごい。「乾いた川」を意味するサツナイが回り回って「恋人の聖地」になってしまうというその経緯は、「国府瀬川」が「恋瀬川」になってしまった筑波山麓の川以上に驚きの展開である(恋瀬川の件については、北海道自転車旅行の第0日目を参照)。
 まあ、個人的には、幸福駅公式ホームページに登場している「駅神様」が気になるのだが。リア充のみならずオタクにも優しい恋人の聖地、それが現代の幸福駅なのである。

参考文献:幸福駅発|北海道帯広市・幸福駅公式ホームページ
     愛国駅- Wikipedia
     幸福駅 - Wikipedia
 
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