【東北自転車旅行】5日目 酒田⇒秋田 その2

(2) 象潟⇒秋田

13:40 象潟駅付近の国道7号線

 
13:53 道の駅象潟


 10分程度ここで休憩してから、出発。

14:07 金浦(このうら)駅前


 バイパスを避けてまたも旧道に入り、金浦駅前に着く。この駅舎のデザインは、おそらくは「顔」をイメージしたものだろう。
 この後、寄り道して金浦郵便局にも立ち寄る。

14:26 秋田まで55km


14:37 仁賀保駅前


 TDKの企業城下町として知られる仁賀保だが、駅前は想像以上に静かだった。用務客は車で来ることが多いのだろう、バイパス沿いの方が賑わっている気がした。
 ここから由利本荘市の市街地までは、沿道は再び、淋しい風景になる。

15:07 由利本荘市に入ると、ひさびさに海が見える


15:34 海士剥(あまはぎ)簡易郵便局


 西目から由利本荘市街に向う途中にあった、読みの難しい郵便局。

15:50 本荘郵便局
 せっかくここまで来たので、由利本荘市街へちょっと寄り道をする。今日の郵便局めぐりは本荘郵便局で打ち止めにし、私は由利本荘市役所へと向かった。

15:59 本荘公園


 かつてお城があった場所を市役所にしているらしく、周囲には濠がめぐらされていた。お城の跡地の一部は公園になっている。
 ここから秋田までは、40km程度。今日もどうやら無事に、日が暮れるまでには秋田に着けそうだ。もう郵便局(の貯金窓口)も閉まっていることだし、後は寄り道をせず、秋田までひたすらに走り続ける。

16:34 再び海沿いを走る


 由利本荘の市街地を後にしてしばらく進むと、国道7号線はひさびさに海沿いを走る区間となる。ここから秋田市街地に入る手前まで、日本海を望みながら、淋しい海岸線をひた走る。景色はいいが、交通量も多いのが欠点か。

16:40 新潟から240km 秋田まで30km(由利本荘市芦川付近)


「3」の数字が剥げ落ちているので、「秋田まで0km」に見える。

17:12 秋田まで20km(道川郵便局前)


17:15 道川駅


 この道川駅を過ぎると、間もなく「日本ロケット発祥地之碑」のある地点に到達する。

17:18 国道に立つ案内板


 この案内板があるところで左折し、砂浜へと続く細い道に入る。その道の左手に、「日本ロケット発祥地之碑」と題された石碑が立っていた。


砂浜へと続く道


「日本ロケット発祥地之碑」

 刻まれた文字は小さくて読みにくかったが、以下の内容が記されていた。


昭和三十年八月六日国産初のペンシルロケットが東京大学生産技術研究所によって
この海岸で打ち上げられた。昭和三十二年七月から昭和三十三年まで実施される
国際地球観測年に参加するための予備実験であった。
以来昭和三十七年のカッパ8型十号ロケットまで七年間に八十機余のロケット
実験が行われた。最初のロケットは全長二十三センチメートル、高度六百メートル
であったが、昭和三十六年打ち上げの三段式ロケットカッパ9L型機は全長
十二、五メートル、高度三百五十キロメートルと長足の進歩を遂げた。
世は正に宇宙時代、宇宙への夢はさらに大きく膨らむであろう。日本の宇宙時代の
夜明けとなったロケット発祥の地道川海岸を永く後世に伝えるため岩城町誕生三十
周年を記念しこの碑を建立する。
      昭和六十年七月吉日    岩城町長 前川盛太郎



 思えば私も子供の頃は、宇宙やロケットといったものが好きだった。理系オンチだったせいもあってその後は科学分野から離れてしまったが、2010年6月の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還劇を目の当たりにし、久々に宇宙好きの血が騒いだものだ。

 道川を後にし、海岸線を秋田へと向けて走り続ける。防風林にさえぎられ、いつの間にか海は見えなくなっていた。

17:45 「秋田10km 能代70km 青森210km」


 今日のゴールまで、いよいよあと10km!

 桂根という小駅の脇を通り過ぎると、国道7号線から秋田市街に向かう秋田県道56号線が分岐する。国道には「秋田南バイパス」の名が付けられている。ここは当然、県道に入る。
 県道に入ると、道は上り坂になる。坂を上りきり、そして下り坂を駆け下りれば、そこはもう、秋田市郊外の住宅地だ。

18:08 雄物川に架かる秋田大橋


 道は確かに市街地には入っているが、そこから今日のゴール・秋田駅までの道のりは思いのほか遠い。帰宅時間帯のせいだろう、郊外から中心部に向かう道は空いているが、反対に郊外に向かう道は渋滞している。東京で生活しているとあまりピンと来ないが、地方都市ではもしかすると、マイカー通勤が当たり前なのかもしれない。

18:34 秋田駅前


 空が闇に包まれゆく中、秋田駅に到着。今日も無事に行程をこなすことができた。

          ◆

 早速今日の宿に向かいたいところだが、その前に、今日の夕食と明日の朝食を調達する必要がある。今日の夕食のつもりで酒田のスーパーで買った食糧は、既に昼どきの吹浦駅で消費してしまっていた。
 とはいえ、困ったことがあった。駅前にあったはずのイトーヨーカドーが撤退してしまっているのだ。秋田駅前のヨーカドーは鉄道旅行の際の食糧調達ポイントとしても役立っていただけに、残念でならない。しかし、一か八かでヨーカドーの店舗だったビルに行ってみると、地下1階ではしっかりと食料品店が営業しているではないか。これ幸いと、喜び勇んでこの店に入る。
 が、けしからぬことに、この店には半額の品が置かれていなかった。値引きシールの貼られた品はあったが、それは30%引きという、何とも中途半端な値引きである。
 一瞬、別の店を探してみようかと迷う――が、結局、ここは30%引きの品で手を打つことにした。別の店を探したところで半額の品があるとは限らないし、それに明日は朝も早い。むしろ、さっさと宿に行ってしまいたい気持ちの方が強かった。
 しかし、値引きシールを前にして気分が高揚したのか、余計なものまで買ってしまったのは失敗だった。いくら30%引きとはいえ、大福を5個も買うことはなかっただろうに・・・・・・。



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