【東北自転車旅行】8日目 三沢⇒宮古 その1

8日目【2012年5月11日(金)】 三沢⇒宮古 約166.9km



(0) 三沢まで

 昨日は行程を三沢で打ち切ってしまったため、今日は一旦列車で三沢駅まで戻り、それから今晩の宿を予約している宮古まで走ることになる。
 三沢から宮古までの距離は、とんでもなく遠い。概算でも、160km以上はあるだろう。しかも、今日はいよいよ三陸海岸に突入する。三陸海岸といえば、海岸線の間近まで山が迫る険しい地形で知られ、当然のことながら、そこを走る国道45号線もアップダウンの連続になる。平地のように平均時速15kmで走れるかどうかと問われれば、非常に厳しいと言わざるを得ない。
 それで昨夜は夜遅くまで、今日の行程をクリアするための「作戦」を立てていた。
 
① 可能な限り朝早く出発する
 真っ暗闇の中で山道を走るという行為は、非常に危険といわざるを得ない。そこで、明るいうちにできる限り距離を稼ぐためには、朝早く出発するほかない。
 とはいえ、JR八戸線や青い森鉄道線の時刻は、決して便利とは言いがたい。三沢駅に7時57分に着く列車があるが、これに乗るためには本八戸を7時03分に発車する列車に乗らなければならない。そのためには宿を6時40分頃に出発しなければならず、これはさすがにきつい。
 が、三沢7時57分着の列車の次は、9時07分着になってしまう。これなら本八戸8時18分発の列車に乗ればいいが、三沢を発つ時刻が遅くなってしまうのは気になる。
 色々考えた挙句、私は本八戸8時18分発の列車に乗ることに決めた。
 ところがこの判断は、後に大いなる禍根を残すことになった・・・・・・。

② 「郵便局めぐり」は一切しない
 日没後の走行を可能な限り避けるためには、「郵便局めぐり」を省略してひたすら走り続けるほかない。

③ その他
 万一の事態に備えて、三陸鉄道北リアス線の時刻も調べておいた。
 走行距離から考えて、途中で日が暮れることは十分考えられる。幸い、三陸鉄道北リアス線は小本(岩泉町)―宮古間で復旧しているため、場合によっては小本あたりに自転車を置いて宮古まで列車で移動することも考えなければならない。三陸鉄道は暫定ダイヤで運行しているためまだ本数は少ないが、小本発17時10分と18時45分の宮古行き列車がある。いざとなったら、この列車に乗って宮古まで行ってしまえばいい。
 ただし、これは可能な限り避けたい方法だった。今日これをやってしまうと、今度は明日のスケジュールがひどく圧迫されるからである。何しろ明日は宮古から気仙沼まで走る予定で、これも距離にして140km程度ある。これに小本―宮古間の距離が加われば、明日の行程がとんでもないことになるのは明らかだった。しかも三陸鉄道と異なり、沿岸部のJR線は全く復旧していない上、代行バスも不便である。
 三陸鉄道の列車に自転車をそのまま(分解せずに)持ち込めるかどうかも調べてみたが、これについても、どうやら不可能らしかった。ネットで「三陸鉄道 自転車 持ち込み」で検索してみたところ、震災前の情報ではあるが、三陸鉄道関係者の「分解して持ち込んでください」というコメントが目に留まったからである。

 結局、よほど不測の事態が発生しない限りは、今日は何が何でも宮古までたどり着かなければならないという結論に達したのだった。

          ◆

08:05 本八戸駅


 今朝はまだぐずついた天気で、宿を出発した時点では未だに小雨がぱらついていた。天気予報によれば、午前中いっぱいで雨は上がり、その後は曇りの予報となっていたが、沿岸部では急な雨に注意、ともされていた。大丈夫かな・・・・・・。
 本八戸発8時18分の八戸行きディーゼルカーに乗り、八戸駅には8時27分に着く。青い森鉄道の青森方面行き列車は8時51分発なので、改札の人に頼んで一旦改札の外に出してもらい、待合室で暖を取る。今朝もまだ肌寒い。

08:43 青い森鉄道線 快速青森行き


 発車時間が近づいたので車内で待っていると、なぜか本八戸方面からの普通列車がやって来た。実は、本八戸発がもう一本後の列車でも、八戸8時51分発の列車に乗り継げるようになっていたのだ。時刻表が手元になかったためネットの「乗換案内」に頼った結果とはいえ、我ながら情けないミスだった。
 8時51分、列車は八戸駅を出発。車内は、青い森鉄道が気の毒に思えてくるほど空いていた。
 9時07分着の三沢駅で下車する。自転車はちゃんと、昨日停めた駐輪場で待っていてくれた。


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