【千葉県一周自転車旅行】2日目:館山⇒大原

2日目【2012年2月9日】 館山⇒大原(105.96km)




館山まで
 東京駅06:52発の総武快速線に乗るため、今日は5時起き。急いで朝食を食べて6時頃に自宅を出発し、池袋駅まで歩いて06:20発の山手線電車に飛び乗る。予定していた総武快速線の電車には、どうにか間に合った。通勤ラッシュとは逆方向のため東京駅出発時点では空いていたが、千葉に近づくに従って混雑してくる。そして千葉には07:34に到着。07:39発の君津行きの列車に乗り換える。車内は混んでいたが、08:21着の木更津でほとんどの乗客が下車した。そして私も、木更津で下車する。館山まで行くのにわざわざ木更津で下車したのは、



 久留里線にも新型車両(キハE130形)の投入が決定したため、今のうちにキハ30や38の姿を写真に収めておこうと思ったのだ。
 そしていよいよ、08:35発の館山行きに乗り込む。209系の8両編成だったが車内はガラガラで、先頭車両のボックス席に座ることができた。居眠りをしたり昨日自転車で走った道を眺めたりしているうち、列車は09:52、定刻通り館山に到着した。


内房線の209系電車(館山駅にて撮影)。
かつて京浜東北線で使用されていた電車。電車通学をしていた頃は毎日この車両に乗っていたので、何だか懐かしい。

 駅前の駐輪場で、昨夜置いていった私の自転車と無事に再会する。夜のうちに雨が降ったらしく、水滴が付いていた。ともあれ、今日もいい天気だ(週間天気予報を見て、4日続けて晴れそうな日を選んで日程を決めただけだけど)。早速、自転車旅行を再開しよう。

               ◆

10:00 館山駅前(出発)


 今日はこれから、房総半島の最西端・洲崎(すのさき)と最南端・野島崎を経由して外房海岸に抜け、勝浦まで北上する予定である。よく晴れているおかけで、日なたは暖かい。自転車を漕いでいると、次第に汗ばんでくる。

10:20 千葉県道257号線


 洲崎に向かう県道257号線は、緩やかなアップダウンを繰り返すのどかな田舎道といった風情。こういう道を走るのは気分がいい。「洲崎5km 白浜22km」と案内が出ている。



 所々で、右手に海を望むことができる。東京から近くて自然が豊かなためだろう、時折、臨海学校の類が目に入る。

10:45 洲崎(館山から11.15km)


 右斜め前方に灯台が見えてくると、洲崎。思ったよりもあっけない到着だった。館山からずっと西に向かって走ってきたが、ここからは進路を南東に取り、房総半島最南端・野島崎を目指す。

11:00 房総フラワーライン


 ある意味で日本離れした風景の中をひた走る。北海道のようだと言えなくもない。交通量も少なく、快適なサイクリングを楽しめる。時折、あれはロードバイクというのか、スポーツタイプの自転車に乗った人とすれ違う。あちらは、よもや私が千葉県一周の自転車旅行をしているとは思うまい。何しろこちらは、ママチャリに普段着で自転車に乗っているのだ。傍から見れば、地元の人にしか見えない。
 そんな快適な道を走っていると、やがて、館山から近道をしてきた国道410号線と合流する。

11:20 (旧)白浜町へ


 国道410号線に入って少し走ると、館山市を抜けて南房総市(旧白浜町)に入る。そして下り坂を駆け下りていくと、程なくして、道が二手に分かれる地点に差し掛かる。右に進めば海沿い、左に進めば内陸の道だ。私はうっかり内陸の道に進んでしまった。途中で間違いに気付いて海沿いの道に抜けたが、何だか少し損をした気分だ。

11:25 太平洋を望みながら・・・



11:45 最南端、野島崎(館山から29.09km)


 右前方に灯台が見えてくると、野島崎は間近だ。沿道にはリゾート施設が目に付く。



 野島崎灯台への入り口には公園がある。ここで、千葉県最南端到達を記念して写真撮影。野島崎灯台まで行ってみたい気もしたが、少し休憩をしただけで先を目指すことにする。かつて鉄道の「乗りつぶし」をしていた時期も、観光地などには目もくれず、ひたすら列車を乗り継ぐだけの旅をしていた。旅の手段が鉄道から自転車に変わった今になっても、私のやっていることは相変わらずである。ああ、三つ子の魂百まで!

12:05 海沿いの道をひた走る


12:45 千倉駅前(館山から42.91km)


 駅を見ないと千倉まで来た気がしない、というわけで、千倉駅前まで寄り道をする。地理的にはもう「外房」だが、鉄道の路線名は、館山から千倉を回って安房鴨川まで「内房線」である。かつて「房総西線」と呼ばれた路線に「内房線」という名前を付けたせいだろうが、名が体を表していない。国道は館山を境に、西側が127号線(内房なぎさライン)、東側が128号線(外房黒潮ライン)である。
 郵便局を見つけられれば旅行貯金をするつもりでいたが、結局ここでも郵便局を発見できず。

12:55 千倉白子郵便局(館山から45.66km)
 国道410号線の左手に郵便局を見つけたため、今日最初の旅行貯金をする。

13:00 千歳駅前


 千倉駅の隣駅、千歳駅にも寄り道をする。以前の千歳駅の駅舎は、俗に「貨車駅」と呼ばれる、貨車を改造して駅舎に仕立て上げた代物だった。それも今では、小奇麗な建物(とは言っても吹きさらしだが)に生まれ変わっている。

 千歳駅の先で国道410号線と別れ、海沿いを走る県道297号線に入る。海沿いとは言っても海はあまり見えない。スポーツ自転車にまたがった一団と、ここでもすれ違う。お疲れ様。

13:15 南三原郵便局(館山から50.90km)


 県道297号線が国道128号線に合流すると間もなく、左手に郵便局が見えてくる。南三原と書いて「みなみはら」と読む。ここでも休憩を兼ねて、旅行貯金をする。
 国道上には「鴨川17km 勝浦41km」と記された案内表示が掲げられている。のんびり走っても、計算上は、16時半ごろには勝浦に着いてしまう。今日は勝浦で打ち止めにする予定だったが、大原まで行けるんじゃないかという気がしてきた。

13:35 和田郵便局(館山から53.87km)
 国道の右手に郵便局があったので、道路を横断して訪問する。和田は捕鯨の町らしく、局名印には鯨のイラストが描かれていた。こういう「宝の局名印」(タカラ印)が押されると嬉しい。

13:45 南房総市から鴨川市へ


 今日は多少のアップダウンはあったとはいえ、ここまでは比較的平坦な道だった。しかし江見駅付近を過ぎると、鴨川の市街地にかけて軽い山越えとなる。この辺りの国道から望む太平洋は、本当に綺麗だ。



14:30 安房鴨川駅前(館山から67.17km)


 内房線と外房線それぞれの終点となる駅。それだけにここまで来ると、今回の旅もひとつの大きな区切りを迎えたなという気がしてくる。とはいえ、今日の行程はまだまだ続く。
 安房鴨川駅から程近い場所に鴨川郵便局もあるので、ここにも立ち寄り旅行貯金をする。
 鴨川市の市街地を抜けると、再び山がちな道となる。

14:50 天津浜荻郵便局(館山から71.70km)
 国道128号線(旧道)沿いの左手に偶然郵便局を見つけ、訪問。

14:55 天津郵便局(館山から72.76km)
 天津浜荻郵便局から1km程度しか離れていない場所で、またも郵便局に出くわす。

15:25 小湊郵便局(館山から77.59km)
 山が海岸線の間近まで迫る地形で、海を望みながら走っていたと思ったらトンネルが現れる、そんな道を走っているうち、小湊の市街地に入る。小湊郵便局も、国道沿いの左手にあった。
 ここから勝浦を過ぎて御宿町を抜けるまでは、アップダウンを繰り返しながらいくつものトンネルを抜けていくルートになる。内房側と同様、歩道トンネルが別に掘られている場合もあるが、路肩の全くないトンネルも目に付く。また歩道がついていたとしても、50センチくらいの幅しかないようなケースもある。こういう幅の狭い歩道をフラフラしながら走るくらいなら、むしろ車道を全速力で駆け抜けてしまったほうがいい。しかし車の交通量も結構多く、車道を走ろうとするのも難儀であった。
 いくつ目かのトンネルを抜けると勝浦市に入り、下り坂を駆け下りていくと、行川アイランド駅の横を通り過ぎる。かつてはここに「行川アイランド」という名の遊園地があったが、閉鎖されて久しく、駅の周りには人っ子一人見当たらない。
 駅を通り過ぎると、程なくして道が二手に分かれる。私は何も考えずに案内表示に従って左側の道を進んだが、これは失敗だったと後で気付いた。左側の道はバイパス道で、坂道がきつい。車道しかないトンネルもいくつかあった。右側の道はおそらく旧道で、海を望む景色のいい道だったはずだ。

16:25 勝浦駅前(館山から90.92km)


 ほぼ予定通り、16時半に勝浦に到着。日没までまだ時間があるので、今日は大原まで走ろうと決める。
 勝浦は山に囲まれたわずかばかりの平地に市街地が形成されている町で、市街地を抜ければまたすぐに坂道、そしてトンネルになる。そんな道からも、まだまだ海は望める。黄昏時の海というのは、なぜだか切なさを誘う。



 勝浦市から御宿町に入ると下り坂になり、御宿の市街地を抜けると再び上り坂になる。17時を知らせる防災無線の定時チャイムが聞こえる。辺りが次第に薄暗くなってくる。少しずつ痛んできた膝に、上り坂はきつい。しかも車の交通量が多いのであまりチンタラ走るわけにもいかず、根性で坂を上り詰めていく。いくつかのトンネルを抜けていすみ市に入れば、後は大原まで、下り坂か平坦な道だ。

17:30 大原駅前(館山から105.96km)
 辺りはだいぶ暗くなってしまったが、ほぼ予定通りの時刻に大原駅前に到着した。


いすみ鉄道の駅舎前で撮影。駅前の自販機は車両の色に塗り分けられ、上部には「ガンバレ!! いすみ鉄道」と書かれている。

               ◆

 今日も駅前の駐輪場に自転車を置いて、一旦帰宅する。ネットで駐輪場に関する情報を得られなかったので一抹の不安はあったが、大原でも、駅の横手にしっかりと無料の駐輪場が設置されていた。駅に駐輪場を併設せよ、というのが千葉県の方針なのだろうか。昨日、今日と立ち寄ったどこの駅の駅前にも、駐輪場がちゃんと設けられていた。
 そしてタイミングよく、大原17:42発の千葉行きの列車がある。この列車に乗って、上総一ノ宮で快速列車の東京行きに乗り換えれば、東京には19:30にたどり着ける。実際には、総武線内で人身事故が発生したため蘇我で京葉線に乗り換えることを余儀なくされたが、それでも20時前には東京駅に着く。昨日よりも1時間近く早い帰宅となった。


------------------------------

千葉県一周自転車旅行 目次へ戻る

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)