【東海北陸自転車旅行】2日目 開成⇒島田 その2

(2) 沼津⇒島田

 東海道を西へ、とは言っても、国道1号線を走るわけではない。というよりも、走りたくない。私が走るのは、旧東海道。そう言われなければ気付かないような、どこにでもあるような狭い道だ。でも交通量は少なく、風もほとんどないため快適に走れる。しかしある地点からは、交通量の多い普通の地方幹線道路になってしまった。
 吉原駅付近で少々道に迷いながらも、西へ西へと進む。さすがに東海道線沿線だけあって、沿道はどこまで行っても都市化されている。工場も多い。
 電気の周波数50Hzと60Hzの境界線となっている富士川を渡り、中部電力の管内に入る。
 
15:01 富士川駅前


 ここからしばらくは、東海道本線と並走する。
 ずっと続いてきた市街地が途切れ始め、この辺りからは、自然も結構目につくようになる。

15:25 由比




 旧東海道の由比宿があった場所。歴史を感じさせる町並みが整備されている。

15:32 「薩?(土へんに垂。「さった」と読む)峠」の表示


 由比―興津間は断崖絶壁が海岸ギリギリまで迫る区間で、旧東海道は山間部のサッタ峠を越えていた。現在は、東海道本線、国道1号線とも海岸すれすれのところに敷設され、勾配を回避している。

15:33 国道1号線に合流する



自転車の車道走行は禁止されており、国道沿いの自転車道に誘導される。

15:37 自転車道と言っても実質は歩道


「浜松98km 名古屋206km」の案内表示が立つ。

15;49 海沿いの道


 海の向こうに薄霞む島影は、伊豆半島か。
「津波注意 地震が来たら高台へ避難」といった類の看板が目につく。

 興津まで着くと、国道は海から離れる。そして清水から先は、完全に市街地の中を走る。

16:54 静岡駅前(開成から113.51km地点)


 やっとここまで着いた! という心境で、実際のところ、この時点で既に私の体力は限界に達していた。もうここで打ち止めにして、さっさと宿で休んでしまいたい。しかし、今日は島田市の宿を予約している以上、何が何でも島田まで走らなければならない。島田までは、あと30kmくらいある。
 5分程度だけ休憩を取り、17時には島田へ向けて出発する。


駅前に建っていた徳川家康の銅像

17:34 平成宇津ノ谷トンネル


 静岡の市街地を抜けると、国道1号線は、静岡市と藤枝市とを分かつ宇津ノ谷峠に向けた上り坂になる。しかしこの上り坂は思ったほど大したことはなく、あっさりとトンネルまでたどり着く。

 この峠には2本のトンネルが掘られており、左のトンネルが下り線(名古屋方面)の平成宇津ノ谷トンネル、右のトンネルは昭和時代に掘られた宇津ノ谷トンネルである。かつては上り線、下り線とも昭和期のトンネルを通っていたが、国道を片側2車線にするために下り線専用のトンネルが掘られ(これが平成宇津ノ谷トンネル)、平成トンネルの供用開始と同時に昭和トンネルは上り線専用になった、とのこと。
 周辺には現国道1号線の他にも、明治期に建設された旧道のトンネル、そして江戸時代の峠越えの道、さらには「つたの細道」という平安時代の道までもが残されているという。なかなか興味の尽きない場所だ。

17:39 トンネルを抜けると藤枝市


 ここから先は旧道を走る。

18:10 東京から200km地点(藤枝市緑町1丁目)


 だんだん空が暗くなってくる。急ごう。

18:54 島田駅前


 何とか、真っ暗になる前に今日の行程を終えることができた。



------------------------------

東海北陸自転車旅行 目次へ戻る

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)